昨今、日本人として受け継がれてきた価値観や道徳観が失われつつある現代を象徴する ような悲しい出来事が頻発しています。神道的思想に鑑みて、これからの日本を背負って いく子供達だけでなく、その親世代に対しても私達青年神職は率先して広く教化していく ことが求められているのではないでしょうか。
また、毎年のように日本各地において集中豪雨や台風、地震等多くの大規模な自然災害 が発生しています。当会といたしましても、被災神社はもとより、被災地の復旧復興の為 に、大阪府神社庁をはじめ、神道青年全国協議会や神道青年近畿地区連絡協議会等の各種 団体、被災神社の方々との連携を密にしながら適宜必要な支援活動を行ってまいります。
これらの活動に円滑に取り組む為に、以下の三項目の強化に努めます。
1.組織づくり
多くの会員が積極的に事業を展開し参加できる体制を整えます。SNS(ソーシャル・ネッ トワーキング・サービス)をはじめとするコミュニケーションツールを最大限活用します。
2.教化活動
会員相互が意見を交換し、青年会活動の意義や内容を共有することで各々の「研鑽」と 相互の「親睦」を図ります。そこから展開される当会の活動を一人でも多くの方々に知っ ていただき、教化活動を進めてまいります。
3.繋がり
大勢の「同志」や「一生の友」と出会うことで「繋がり」が生まれます。その「繋が り」が視野を広げ、今後の人生を豊かなものとし、苦境や困難が立ちはだかった時に乗り 越える力となります。
当会で培われたものが個々の力になり、神社界の発展に資すると確信しております。今 一度原点に立ち返り、多くを知り多くを学べるよう、これからの大阪府神道青年会の運営 を力強く進めてまいります。